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最終章-2 辻女ヴァンパイアーズはホーケー仮面と決着をつける

ผู้เขียน: 夜野たけりゅぬ
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-06-28 06:00:55

【レイカ】

「こんばんは」

 こんな夜更けに女子の部屋に土足でヘルメット? その上チェーン・ソー持参ってのはぶっそーすぎだよ、前園のオジサン。

「すまないね。窓が開いてたんで、屋根伝いにお邪魔しに来たよ」

「で、何の用? お茶しに来たわけじゃ、ないよね」

「あー、そうだね。そんな穏やかな用件じゃない。

君の命をいただきに来た」

「それはそれは、いらっしゃいませ。

そうやって、ママの命もいただいちゃったわけだ。

カスが!」

 お葬式のあと、ママの命を奪ったやつがどこから侵入したのか考えてたら、ヘイちゃんが教えてくれたよ。

あんたが屋根伝って来たってね。

人嫌いのヘーちゃんをスルー出来るのあんた意外に誰がいる?

他の人間だったら食い殺されてるもん。

「最近の子は目上に対する言葉遣いがなってないな。

それに君は女の子だろう。

もっと上品にしないといけないんじゃないかな。

そんなことじゃ、雄蛇ヶ池に捨てたママの首が悲しむよ」

 首を捨てた?

雄蛇ヶ池に?

持って行っちゃったの?

お葬式でママの顔を拝めなかったのは、お前のせいだったのか。

「ミワちゃんが手引きしたの?」

「ミワちゃん? あー、あの腹ぼて女か。いや、関係ないよ」

 そうなんだ。よかった。

「可笑しんだ。チェーン・ソー見せてやったら、産気づいちゃってね。

帰るとき『病院に連絡してって』って腰にすがりついてきたな。

振り払ったけど」

 それってツリだ。ミワちゃん、お葬式のあとの出産だったもん。

「さっさとかかってこいや!

皆様が待っていらっしゃるんだろ!

ウチの血を!」

「ご名答。

それとヘイゾーのカタキ」

「え? ヘーちゃんは老衰じゃないの?」

「あ、そーだったかな。

まー、なんでもヴァンパイアのせいにするのが、辻っ子のいいところでね」

ブウィ、ブウィ、ブウ

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  • ザ・ラストゲーム・オブ・ 辻女ヴァンパイアーズ   最終章-1 辻女ヴァンパイアーズはホーケー仮面と決着をつける

    【レイカ】  今日は一日暑かったけど、やっぱり秋だね。夜は肌寒さ感じる。 カリンとセイラはココロとシオネにやっとさよならが出来たって言ってた。二人とも泣いてたな。やっぱり、どんな姿でもいてくれた方がよかったって。 分かる気がする。  ミワちゃんもヒマワリもあのまんま行方不明。 行方不明っていうのはあの二人が死んだなんてどうしても考えられないから。 ミワちゃんだってまゆまゆ残して行くはずないし。 まゆまゆのことだけど、ママ友に預けてたってのは嘘だったみたい。 辻一の屋敷の蔵から見つかったんだよね。 蔵、ふっ飛ばさなくてよかった。 ミワちゃん、与一エロじじーの隙を見て、おっぱいあげてたっぽい。 見つかった時はちょっとお腹すかせてるくらいで、栄養状態はとってもよかったって、 まゆまゆ。茉優奈《まゆな》ちゃんと茉優乃《まゆの》ちゃんの双子ちゃんたち。 二人とも可愛いのおー、ほっぺがツゥルッツゥルで。 赤ちゃんってピーリングもニベアもしなくてあーなんだね。ほとんど犯罪だよ。  今は、ナナミが預かっててくれてる。なんか、まゆまゆお世話してたら、おっぱい出てきちゃったんだって。 ナナミもびっくりしてた。そういうことってあるんだね。 ナナミったら、ママの顔しちゃてて。 ついでにウチもナナミ製スムージーをいただけるんで、ラッキーっちゃ、ラッキー。 それで分かったんだけど、母乳ってだれのも同じなんだね。ミワちゃんのとまったく一緒なの、味が。  ウチはママとの約束、二千万円は絶対ゲットするつもり。 あと半年はニーニーと一緒にいることになるけど、そのあとは、またN市に戻って職探ししてパワハラとかセクハラとかに負けずにガンバローって思う。 ココロやシオネの分まできちんと生きなきゃって思うもん。  役場のお仕事のほうは、夜間窓口が閉鎖になって、ウチも昼間の窓口担当に変わったから夜は家にいる生活になってる。 で、特殊戸籍課は一般の戸籍課に吸収されて、うれしいことにLGBT案件も扱うようになりまし

  • ザ・ラストゲーム・オブ・ 辻女ヴァンパイアーズ   24-3.ヒビキは最終納品に備える

     セイラがノートPCを出してカチャカチャ始めた。 「それって実況中継見るための?」 「うん。カイチョーに赤外線対応のカメラ付けてもらっててね」 「赤外線?」 「やっぱターゲット見えないと、ごっこ遊びっぽいから」 「赤外線だと見えるんだ」 「分かんない。ま、テストだし。こういうこともしておかないとね」  セイラ、黙々と黒いウインドーにコマンド打ってる。エクサスの車内にキーボードの音だけがしてる。 「始めるよ」  いよいよだね。 「20××/09/30 2306。『スレイヤー・R リブート』、妓鬼討伐ステージ、運用テストをスタートします」  リブートでは元々の仕様通り、ツレの人間ではなくヴァンパイアを狩り殺す。 〈ターゲット位置、プッシュ通知送信します〉 〈プッシュ通知受信を確認しました〉 「カイチョー、プッシュ受け取ったね」 〈ターゲットゲット返信を確認〉 「カイチョー、ゲッタ―確定っと」 〈ゲッターにターゲット情報送信〉 〈ゲッター、ターゲット情報受信を確認しました〉 「カイチョー、動き出した」  PC画面にターゲット情報が表示された。 「ターゲット詳細情報。 住所、辻沢町広小路三丁目○番△号。 ダンジョンマップリンク。 ターゲット種別、志野婦型ヴァンパイア。弱点、未詳。 人間名、シラベレイカ」

  • ザ・ラストゲーム・オブ・ 辻女ヴァンパイアーズ   24-2.ヒビキは最終納品に備える

     夜10時半、時間まで30分ある。約束の場所に着いたのはいいけど、車停めるところ神経使った。なんせ、今度の車はそこらのとは格が違うんだから。マーブルシャイニングホワイトのエクサスLFA。菜っ葉の腐った臭いがなかな取れなくて、インテリアのクリーニングに手間取ったけど、ついにあたしのもの。このビルがスクリーンになって、ちょうど現場からブラインドになる適所だと思うんだけど、大丈夫だよね。でも、セイラここわかるかな。[子ネコのママ友会 セイラ(カリン見つけた)]ゴッ、ゴッ、ゴゴッ。ウイィー。「おまたせ。すごい車だね、今度のカリンの車」 とりあえず乗って。「会長、何て言ってた?」 今日は、新プロジェクトの最終運用テスト。セイラから会長にテスターを頼んでもらった。「二つ返事だった。『僕の雄姿を見せる時が来たね』とかって」 案の定だね。必ず乗ってくると思ってたよ。それとやっぱり会長、見られてたことに気付いてない。ということは、あのスレッターは会長ではなく誰かが成りすましてたってことになる。てか、ハンドルネームの時点で会長の下半身の秘密知ってるセイラ。あたしは乙女だからなんのことだか分からないけど。 伊礼バイプレに聞いたら『桜の森の満太郎のつぶやき』のチェックはセイラの仕事だってから、位置情報付きの写真なんかアップされてたらセイラが一番に気付いて差し替えるはず。つまり、セイラがわざとアップした。それから、スレッターと同期してるのがわかるくらい会長がこまめにつぶやくってのも変な話。多分、こっちもセイラの仕業。今回の件ではセイラがいろいろ主導してたってこと。例えば、セイラの部屋で見せられたスレッターは、会長がログインしっぱなしってことにして、あれをあたしに見せるためにセイラが芝居を打ったんだ。シラベのスマフォの『V』チートバージョンだって、インストしてあったふりしてセイラがあの場で入れたに違いない。ついでに言えば、あたしのスマ

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     9月30日22時。町長と千福オーナー倒してから2ヶ月か。車のスマートキーだけ持って、セイラにラインしてっと。[子ネコのママ友会 カリン(そろそろ出るよ)、セイラ(おk)]「ヒビキ、行くのか?」「はい、社長。納品日ですから」「そうか」「あの」 本当にいいんですか?「よろしく頼む」 更生室に寄ってから行こう。これ終わったらなくなるし。 最近は北村シニアマネが新事業立ち上げに奔走しててカイシャにいないから、変わって吉田クンが更生室を占拠してる。役場倒壊事故の責任取らされてヤオマン建設代表取締役から経営戦略室付き平取締役に降格になってから、社長の水平リーベ棒。ぶーらぶーらは黄緑のバランスボール使用。「お、ヒビキくん。よく来たね。こっちのに座りなさい」 いえ、紫のは遠慮しときます。それは北村シニアマネ専用で。「いよいよか。社長は何か言ってたかい?」「よろしくとだけ」「二人のことだから、僕も横から口は出せないが……」 お、何か言うつもりか? ぶーらぶーら、ぶーらぶーら、ぶーらぶーら、ぶーらぶーら。いつまでやってるの?「満太郎もビックリだ」 はあ? あんた二人の同期だろ。何かないのか?二人のなれ初めとか、愛情示すエピソードとか、社長の気持ち代弁するとか。そのためにここにいたんじゃねーの? ほれ。「そろそろ終わったころだな。さて、仕事、仕事っと」 出て行っちゃったよ。印刷室入っていった。あーそうね。そういうことですね。ただの印刷待ちじじーだったのね。

  • ザ・ラストゲーム・オブ・ 辻女ヴァンパイアーズ   23-5.レイカとヒビキはすかさず次の試合/納品に臨む

    ……。 (どうして裸足なのかって?  ママとけんかして飛び出してきたんだ。一緒にいてくれる? ねえ、ココロってば、どうして逃げるの?  どうして……。ごら、ウチら友だちだろが!) …………。 ………。 ……。 …。 静かだな。寒い。 ゴリゴリゴリゴリ。 「レイカ」 「レイカ。目を覚まして」  ウチ裸だ。で、ここは?  屋敷?  全部吹っ飛んでて。 あ、カリン。 ゴマすってんのはセイラっと。 どっかであったシチュだな。 ちがうのはナナミがいること。 「レイカ、これ着な」 「ありがと、これ辻沢の夏の制服。どしたの?」 「役場からがめってきた」 「わー、ぴったり。ナナミありがとー」  って、そんな目で見んな、カリン。 ウチは制服系のセーヘキ持ちじゃねーから。 「で、どうしたの? セイラ、ゴリゴリもうよくない?」 「あ、ごめん」  ゴリ。 「宮木野さんからはレイカに変化があったら、とにかく遠くに逃げろって言われててね」  カリンごと吹っ飛ばさなくてよかった。 「どこに逃げたの?」 「雪隠の隅の個室で小さくなってた。しばらくしたら」 「地響きがしだして」 「そう、お腹の底から響いてくるような。 地面から突き上げるような」 「車が跳ね上がるくらいの縦揺れ。 止んだら、今度は、屋敷の中から七色の彩光が射してきた」 「セイラ眩しすぎて目が開けられなかった」 「ドーーーーーーンって、すごい音がして」 「屋敷が吹っ飛んだ」 「爆風やらなんやらで、もみくちゃにされて」 「車、10回転くらいして、あそこで大破」 「廃車決定」 「新車だったのにね」 「ツライよ」  光? 「そう、地平線にお日様が出

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